電動昇降デスクを格安で自作した。
はじめに
最近PCが増えてモニターも大きなものを購入しました。 PCデスクが狭くなってきたのです。本を広げてキーボードを叩こうにも場所がないので困っていました。
大きな木の机が欲しいなと常々思っていました。 そしてせっかく買い替えるなら、昇降デスクにしたいところです。
実際求めるサイズの机を買うとなると会議机か、ダイニングテーブルになってしまうので10万近く飛んでしまう(昇降デスクでは売ってない) こうなってくるといよいよ自作が候補に上がってきます。
今日は、そんな大きめの昇降デスクが欲しいけどあまりお金をかけれないという人にピッタリの話題です。
木材のニス乾燥なども含め1日あれば完成しますが、結構大変なので土日あれば出来上がるぐらいを考えておくと良いかと。慣れてる人なら数時間で終わる作業です。
材料の調達と加工
材料を集めて、木材買って、ひたすら磨いてニスを塗るだけです。 作業自体は何1つ難しいことがないです。
材料の注文
昇降デスク以外は、ホームセンターで揃いますが一応リンク貼っときます。 Amazonのほうが安いタイミングもあります。
ウレタンニス
ニスの中では少し値段が貼る部類なのですが、水性のウレタンニスを購入しました。 適当に塗ってもそれっぽくきれいに仕上がるのでものぐさな私でも簡単にできます。 刷毛が大きいとウレタンニスの瓶に入らないので、BBQとかで使う紙皿容器もあるといいですね。 私はBBQしない人間なのでビニール袋に入れて塗ってました。
刷毛
Amazonで買うよりホームセンターで買うほうが良いですが、このブログ的にはAmazonで買ってもらうのが一番うれしいです。よろしくお願いします。
Flex Spot電動昇降デスク
私が相棒に選んだのはこの昇降デスクです。 正直見た目にこだわりがなく、希望するサイズの天板が乗る最安値のものを選んでいます。
購入した時は21200円だったのですが、随分値上がりしましたね。 セールとかそういったタイミングを狙うのも1つかと思います。
Keepaで見てみると偶にセールでこの値段になっていることがあるようです。
今回は使ってないですが、天板も一緒に置いときます。
手間を惜しまなければ、自分で用意したほうが安いです。もしくは同等の天板がIKEAなら1/3ぐらいで手に入るので近くにIKEAがあればそちらを利用したほうが良いです。
私はそこまで金を使えないので、木材をホームセンターで調達する方法をとりました。
ハンドサンダー
木材片に紙やすりを巻きつけるだけで十分ですが、これがあると圧倒的に楽です。
電動工具はあれば更に便利ですが、必須ではないのでここでは挙げずにおきます。 ホームセンターによっては加工できるスペースがあるのでそこでやるのがいいですね。 電動ヤスリも、グラインダーも、ニスを塗るスペースもあります。 ニスは時間がかかるので家に帰ってからでも良い気がしますが…まぁお任せですね。
木材の調達
近くのホームセンターで杉集積材を買ってきました。 パイン集積材などもう少し安い木材でももちろんよいですが手触りがいいのはやはり杉です。 お風呂に使われているぐらいですので磨けばつやつやします。磨いてる時はいい匂いでした。
2200mm × 1880mmの杉集積材を購入し、値段は4880円でした。 最近の相場感はわからんですが、高くとも5000円前後で手に入るはずです。
机なのでこだわった形にしないのであれば、カットコーナーで切ってもらえますはずです。 あとこの機械で切ると、どんなに上手い人でも3mmぐらいはズレがでますので、壁の隙間にスポットはまるような机を作りたい場合は注意が必要です。 ただ、多くの人は恐らくそんな精度は不要なので頼むのが楽ですかね。
ちなみに、値段は、ホームセンターにもよりますがワンカット数十円です。
こんな感じの機械でギュイーーーンと切ります。
ちなみに、コーナンだと60円×2回で120円です。縦と横で2回切断するようなイメージですね。 確か、愛知県に展開しているDMCだとワンカット30円だったはずですがコーナンは少しお高い。
あと、切断するサイズにもよりますが持ち帰る場合には工夫が必要です。 私は最初切ったサイズだと車に乗らないので20cmほど追加で切り落としました。
加工作業
その後、子供がうろちょろしてるのを横目に、ベランダに担ぎ込み加工作業の開始です。 頑張って持ち帰った木材を磨いていきます。
電動工具があると便利なのですが、ひたすらヤスリがけをしていきましょう。 紙やすりでやる場合はこの辺の商品があると良いかもしれません。
もちろん、電動工具を使っても良いですが結局紙やすりで最終磨き上げが必要なので頑張っていきましょう。この作業が正直一番しんどいです。
今回は机として使うので、角を落として手触りを良くしておくと良いでしょう。 とにかく根性で磨きます。僕は根性が無いので電動工具でざっくりと削りました。
削り粉を子供用のおしりふきで拭き取りまして、ニスを塗っていきます。
水性の室内用ニスを塗っていきましょう。 間違えてウッドデッキなどで使う油性ニスを買ってしまいましたが、そんなことは無いようにしましょうね。
色は好みで選べば良いと思います。
ちなみに、このサイズのニスだと写真の板の片面と少ししか塗れないのでサイズは各々に合わせて購入する必要があります。
木目に沿うように塗るときれいになります。 また、重ねて塗っていくと良くなりますのでこれも根気よく塗っていきましょう。
1回目塗り終えました。 数時間乾燥させていきます。
乾燥させて、もう一度塗り直しました。 ここまで来ると大分きれいな一枚板になります。長かったですね。
これで天板の準備ができました。次は昇降デスクを組み立てて行きましょう。
これはお得情報なのですが、IKEAが近くにある人は天板だけ買えるのでおすすめですよ。 同じぐらいのサイズの板が4000円ぐらいであるらしく、既に加工済みなのでこんな苦行をしなくて済むようです。素晴らしいですね。
昇降デスク
早速開けて組み立てて行きましょう。
足はこんな感じです。
説明書に従い、組み立てていきます。
天板を組み立てた足に取り付けます。 電動ドライバーが無いと非常に苦しいでしょう。 3000円ぐらいで買えるので買っときましょう。
かなり重たいので2人で作業できるとよいですね。 私は一人でやれましたので、できなくはないですが…もう一人ほしかったです。
ここまでくればもう机としては完成です。
昇降デスクとして働けるように電装系を取り付けていきます。 1つ上のランクのデスクを買えばここがタッチパネルで更にかっこよかったのですが高いのでやめました。
最終的にはこんな感じになります。 いいですね。
昇降デスクが完成しました。手作りにしてはなかなかきれいじゃないでしょうか。 杉集積材はちょくちょく穴が開いている部分があるのですが、まぁPC机なら書物あまりしないでしょうし、問題にはならないと思います。
めっちゃいい感じですね。
MAXまで昇降させたらこの高さになります。 胸を少し超えるぐらいでしょうか。
この時は気づいてなかったのですが、デスクトップPCとモニタをつなぐケーブルが短過ぎで本体が宙吊りになります。皆さん導入する時は長いケーブルも一緒に買いましょう。それか机に取り付けるラップトップ用のケース。
あれかな…昇降デスク使う人みんなノートPCなのかな…Macとか使ってそうだもんな。わかるよ。
組み立て完了
会社PCと、副業でアプリ開発に使っているノートPCと、院生の頃に友人からモニタと引き換えにもらったスキャナー、書見台、マウス、キーボードを配置しました。
モニターアームは、パソコン工房のオリジナルブランドのやつです。 安い割にはしっかりしているのとアルミ使っているのでちょっと高級感でていい感じです。
完璧なデスク環境が完成しましたね。
ちなみにこの書見台はこれです。
書見台に乗っているのは6年ほど前に買ったipadです。10.1インチですかね。
マウスとキーボードはこれです。
今値段見たのですがチビるぐらい高騰してますね。3700円で買いましたよこれ。同じやつ買えないな…大切に使おうな… LOLのコラボモデルだったので高騰してるんですかね、開けずに置いとけばよかったな…。
3年前に買って毎日しばき倒してますがキーボードは全然壊れないですね。 接続自体もかなり安定しているので良いです。 乾電池1本で2~4ヶ月ぐらいは持つのでそこそこかと。 会社PCと普段使いのPCで切り替えることが多いのですが再接続まで15秒ぐらいで切り替えれます。
英字配列キーボードのBluetooth無線で、矢印キーや機能ボタンが独立してついているモデルって結構少ないんですよね。テンキー付きだと偶にあるのですがテンキーはいらないしなぁという。
感想
2万6000円程度で随分立派な昇降デスクが手に入りました。最近買った中では一番役立つお金の使い方できたように思います。皆さんオススメですよ昇降デスク。 というか普通にニトリで少し大き目の机買うのと同等の値段で、オーダメイドサイズの机が手に入りしかも昇降する機能までついてくるのマジでお得じゃないですか?
ちなみに、使ってみた感想ですが、この広い机見た瞬間、こんだけ広ければもう散らかることねぇわwwwwwwと思っていました。 1週間もすれば今まで使っていたデスクと同じでものが増えて、マウスがギリギリ動かせるスペースしか残っていないパターンになりましたね。私に必要だったのは広い机ではなく片付ける技術だったようです。
ただ、やっぱり机は奥行きがあるとモニターまでの位置が遠くなるので大きめのモニター使っている人にとっては使いがってがいいです。
あと眠たくなってきたときとか、昇降デスクがあるとおもむろに立ち上がり高くしたりもできるのが良いですね。
まとめ
昇降デスクはいいですというか、自作デスクマジでいいです。 木材で脚とか作ろうとすると机自作の難易度は高くなるのですが、脚だけ買って天板載せて固定するだけで完成するので自作感はありつつ手軽ですし、敷居は高くないと思います。
皆さんもぜひやってみてください。 そして、資材を買う時はこのブログに貼ったリンクから購入してください!!
そこそこのサイズの机なら電動昇降デスク2万前後で手に入りますが、奥行き860mm × 横幅1600mmぐらいのサイズになると売ってないので自作しかなくなります。
横幅が狭いもので良ければ、15000円弱でありますが、この値段出すなら天板付きのものを買うほうが良い気がします。
こだわりはあるものの、あまり手間とお金をかけたくない人はどうでしょうか。 夏休みの最後に自作デスク。リビングに置けば子供の勉強机にもなりますよきっと。
子どもたちも大きくなれば、PCでゲームするようになるでしょう。 仕事でPC仕事する人は広い机があれば便利ですよ。どんなに本とか広げても大丈夫。 素晴らしいですよ。さぁDIYしましょう。