Google I/O 2021のPuzzleを全部解いてみた話

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目次

Google I/O 2021のPuzzleを全部解いてみた話

今年のGoogle I/Oはオンライン開催(5/18-20)と発表がありましたね。 私はこの3日間有給を取得しました。(私事ではありますがこの日が第二子の出産予定です。息子に会えるのがめっちゃ楽しみです。)

さて、そのような理由もありながら当日参加は難しいのですが少しぐらいは参加した気分になりたいな。というのが今回の趣旨です。

例年、Puzzleが解かれるとGoogle I/Oの詳細が公開されるものなのですが、クリア後も遊ぶことができそちらに挑戦していきたいともいます。 ※クリア特典などは特に何もなく、充実感と満足感を得ることができます。

余談

その昔、道路広告に問題文だけが書いてありその問題を解いた人だけがGoogleの採用募集の案内に辿り着けたみたいな話を以前聞いたことがあります。企業文化なんですかね、Puzzleを解いて告知するというのは遊び心がありとても良いですよね。

インタラクティブパズルシリーズ

早速ですが、Google IOのパズルを解いていきましょう。

Google I/O 2021

まずは、このページの一番下まで行くとブロック崩しゲームが始まります。 そこから謎解きゲームに参加できるようなので実際にやってみました。

ブロック崩し

Game

ブロック崩しのゲーム内で文字が降ってくるので集めるとある単語が現れてきます。 単語を集めようが集めまいが特に意味はなく、最後までブロックを消す次の画面に進むことができます。

Solve the IO puzzleを押すと先に勧めることができます。

ちなみに、PIONEERS();がワードを集めた際に現れる単語です。

STAGE1

STAGE1

"It matters little who first arrives at an idea, rather what is significant is how far that idea can go."

「アイデアに最初にたどり着いたのが誰なのかは大した問題ではない。重要なのはそのアイデアの価値がどこまで及ぶかだ。」

回答

マリー=ソフィ・ジェルマン(Marie-Sophie Germain)

STAGE1回答

マリー=ソフィ・ジェルマン(Marie-Sophie Germain)とはどのような人物なのか

フランスの女性数学者、物理学者、哲学者です。

当時、フランスの女性が学問が不要とまで言われ、数学者を目指すだけでも差別と偏見に満ちた時代です。フランス革命が1790年頃なのでその激動の生きた人ということでもあります。

大学にも入学できない中、独学で数学研究続け、ラグランジュやガウスに男性名を使って論文を送っていたようです。 ただ大学には入学していないのですが、別人になりすまして潜り込み授業を受けて、毎週回答を提出していたそうです。 ちなみに、講義を担当していたのがかの有名なジョセフ・ルイ・ラグランジュだったようです。 ラグランジュの未定乗数法とかは大学院の授業でやりましたね。有名なやつです(内容は遠く記憶の彼方ですが…)制約条件が設定されている状態で、関数内の変数値が最大となる解を得ることができるあれです。

話を戻して、Sophie Germain有名な研究成果には、フェルマーの最終定理に関する研究とグラドニ図形があります。 調べて知ったのですがグラドニ図形というと、砂をばら撒いた薄い金属板を振動させると一定の場所に砂が集まり図形を描くものだと理解しました。

参考にこちらを置いておきます。

STAGE 2

STAGE2

プログラム書き始めることに行うことは挨拶です。ニンジャスレイヤーでも挨拶は絶対です。 パンチカードで挨拶をしてみましょうというのがこのSTAGE2です。

回答

STAGE2 解答

回答が通るとこのように検証が走り、地球のアスキーアートアニメーションが始まります。

Stage2クリア後

パンチカードシステムについて

パンチカードシステム(タビュレーティングマシン)呼ばれるものらしく、電子コンピュータが出てくる以前に事務処理に活用されていたそうです。 出力結果もパンチカード形式で出てきたそうです。 IBMがカード式のコンピュータを開発して、パンチカードを複数のカードに記載して処理を順番に行う箱に詰め込んでプログラムを書いていたそうです。

現代に置いてエンジニアで筋力が必要なのはネットワーク系の人たちだと思いますが、当時はこの紙の束が入った箱をコンピュータに差し込むのとか結構な重量どうだったんじゃないかと想像してます。(実際どうだったんですかね)

STAGE3

この名言を言うた人は誰か問題です。

STAGE3

"Mathematical science is the language of the unseen relations between things. But to use and apply that language we must be able fully to appreciate, to feel, to seize, the unseen, the unconscious."

「数理科学は物事の間の見えない関係に用いられる言語だ。しかし、この言語を使用して適用するには、見えない、意識できないものを完全に認識し、感じ、捉えることができなければならない。」

回答

STAGE3 解答

エイダ・ラブレス( Ada Lovelace)とはどのような人物なのか。

1800年代の半ばに、コンピュータのアルゴリズムを作成した人物で「最初のプログラマー」と呼ばれています。

ちなみに仮想通貨の中にも、Ada(エイダコイン)というものがあり、このエイダ・ラブレスがモチーフになっていると思われます。SF小説などでもチラホラこのエイダという名前が出てきますが、大体この人を拡大解釈したような人物です。 ちなみに、エイダコインの特徴は、イーサリアムと同様のスマートコンストラクトを持ちながら、実装はイーサリアムと異なるとういう部分がよく見かけます。

※スマートコンストラクトといういのは、契約締結や履歴情報をコンピュータ上に残す仕組みのことです。 仮想通貨では、ブロックチェイン上で契約(仮想通貨の送金などの取引)を自動実行する仕組みを指します。

カルダノ財団(エイダコインの開発者)によると、Ouroboros:ウロボロス計画なるものがあるようです。 UROBOROS計画の説明の序文にはこのような記載がありまして…

拡張性と持続的な安全性に優れたウロボロスは、カルダノとブロックチェーンで構築された未来の基盤です。

名称がもう、英雄伝説Ⅵのシリーズで出てきますよね。

補足(英雄伝説Ⅵについて)

英雄伝説ⅥというのはFALCOMが販売しているタクティクスRPGシリーズです。 2000年代の初めにPC向けの販売されていたシリーズで、当時話題になりました。 その後PSPやPS3などに移植され親しまれており、空の軌跡、零の軌跡・碧の軌跡、閃の軌跡と続いているシリーズになります。各シリーズでストーリー自体は完結しているのですが、シリーズごとに舞台となる地方や国が異なる特徴があります。それぞれ時系列が重複していたり、シリーズ一作目の数年後という形で繋がりがあり過去作の伏線が回収されたりしています。

一作目であるFCのあらずじ

ある日父親が謎の男の子を拾ってくるところから始まり、主人公の女の子はその男の子とともに成長し、父親の背中を追いかけ遊撃士の見習いになることろから始まります。 国中を周り、謎の組織が暗躍していることに気がづいた一行はその野望を阻止するための戦いに巻き込まれていきます。 今まで一緒に旅をしてきた男の子は、実は組織の一員だったけど一緒に暮らしてきて情が移ってしまい…大好きな子を守るため組織に戻るため姿を消してしまうところで話が終わってしまいます。切ねぇ…

続編SCのあらすじ

見習いだった主人公は正式に遊撃士となるも意気消沈の主人公。そしてなんやかんやあって「アタシの前から姿を消したお前を必ず見つけぶん殴ってでも連れて帰る!!!」と再び国中を回り始めます。その中、組織が活発に動き始めている情報を掴んだ主人公は勝負を挑み、破れ誘拐されてしまいます。捕まっている中FCで行方不明になった男の子が敵側にいたので説得し共に脱出します。 その後、組織の野望を阻止するため活躍してなんとか国の危機は去りました。 というのがストーリーです。

物語の終わりには、次回作につながらる伏線として部下だと思っていたキャラからラスボスとは別に裏で糸を引いていてより巨大な陰謀が仄めかされて終わります。 ココからの情報は特になにもないのですが、その後6作、7作ぐらいシリーズは続いているのですが伏線が改修されきっていないとかでどうもシリーズを追いかけて行けないなと思う反面やりてぇなとも思っています。いつかまた手を出します。

STAGE4

STAGE4

AからBへの道を作る問題です。

回答

野球のホームベースみたいなものをVの字に並べるようにつけます。 斜めの道を見つけるのが回答になります。

DとBの間のマークシートで、3を入力しただけでは「どの文字も2回使うことができない」に引っかかるためだめです。 3と隣り合っていないマスを埋めれば検証が通ります。

STAGE4解答

STAGE5

STAGE5

回答

先程よりも難しくなっていますが、同じ考え方の問題になります。

一番上の文字列A~Bの間のマークシートをW字のように斜めに埋めて行く問題です。

STAGE5解答

STAGE6

STAGE6

回答

考え方は同じです。文字列の上にマークが出るのでチェックマークがつかないように並べていきます。

STAGE6解答

STAGE6

ココの名言は誰が言うたかシリーズです。

STAGE6

"Information by itself never does anything. It still consists of a human being who turns it into something we might call knowledge."

「情報はそれ自体では何も行わない。それを知識と呼べるなにかに変えるのはまだ人間の役割だ。」

回答

グレース・ホッパー(Grace Hopper)

STAGE6解答

グレース・ホッパー(Grace Hopper)とはどのような人物なのか

COBOLの開発者。 Wikipediaによると、バグの語源(蛾がリレーに挟まって不具合になったコンピュータ)となった作業日誌を書いた人でも有名です。

STAGE7

並べ替え問題。

STAGE7

回答

カードの右上に記載している番号が上から若い順番になるように並べ替えればOKです。 回答が通るとこのような画面が出ます。

STAGE7解答

STAGE8

この名言は誰が言うてるでしょうかの系譜です。

STAGE8

"I was able to stand on the shoulders of those women who came before me, and women who came after me were able to stand on mine."

「私は先を行く情勢たちの築いた礎の上に立ち、私の後に来た女性たちは私の築いた礎の上に経つことができた。」

回答

クリスティン・ダーデン(Christine Darden)

STAGE8解答

クリスティン・ダーデン(Christine Darden)とはどのような人物なのか

アメリカの数学者で航空エンジニアの肩書を持つ人です。 NASAで空気力学について研究されていた方で、特に超音速飛行とソニックブームの研究をされていた方です。 NASAのラングレーリサーチセンタのトップランクの職にアフリカ系アメリカ人女性の中で初めて就いたことでも有名です。

ちなみに、2016年に公開された Hidden Figure(邦題:ドリーム)は、この人が所属していたNASAのラングレー研究所を舞台にした映画となっています。

STAGE9

STAGE9

Sortする問題です。

回答

並べ替えを押すとこのような画面が現れます。 左端の数字を上から順番に並べ替えるとSortのアルゴリズムが完成します。

STAGE9解答

次に、79列目78…71…70列目を順番に並べ替えていきます。 マウスで動かそうとしても79行目まで行かない場合はキーボードの矢印キーで動かします。

STAGE9解答2

STAGE9解答3

エンディング

Google I/Oの詳細が示唆するようなアニメーションが始まります。 最終的にはTOPページに戻ってきます。

エンディング

I/O 2021/18-20という情報が現れました。

エンディング2

更に勧めると、最初に表示されていたTOPページが表示されいる。

エンディング3

まとめ

Google I/OのPuzzleの攻略をまとめてみました。 クイズをときながら記事を書いていたので中々長丁場になってしまいました。 Event本番はおそらく参加できないと思いますが、後日まとめ記事などを読むのを楽しみにしています。

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