株を初めて1年が経ったので今の手法をまとめる

2024-07-27-07-07-04.webp
目次

はじめに

最近、日本株投資をして遊んでいます。 仕事がかなり落ち着いているので朝と昼と夕方の3回のタイミングで株価を見て何か安い株無いかなーと探す生活を続けています。 日経平均先物やNASDAQ、NYダウといった指標を8時30分ごろに眺め、今日は良さそうだな。今日はダメそうだなと言った心づもりだけして毎日板を眺めるわけです。

そんな生活が1年半経ちまして、気がつくと銀行の中の現金がクレジットカード支払い分にしか残っておらず、リスクを取り過ぎている毎日です。 ただ、有望そうな株が沢山あるように見えてしまいどうも現金が減ってしまっています。

いくつか投資手法を試してみて、自分の感覚に合う投資が見えてきました。 文字として書き起こし、自分への戒めとルール固めとします。 素人考えですので参考になるかはわからないですが、1つの投資手法として聞いてもらえたらと思います。 何か改善点などありましたらぜひTwitterなどで教えていただけたら幸いです。

逆張り理論株価投資

私が今試している投資に名前をつけると、逆張り理論株価投資です。 株価が上昇しているから買うという投資を順張り投資と呼ぶらしく、暴落などを喜々として買い漁るのが逆張り投資と呼ぶそうです。 もっと厳密な定義もあるでしょうが、便宜上このように呼ぶこととします。

人の不幸に対して損得勘定を行い、規定された金額にまで織り込まれたら買い注文を入れるという手法です。

伝わるかどうか分からない例えをするならば、2000年代前半にあった鬱系アニメのような投資です。 1話~3話までの掴みで固唾をのみながら様子を見る。そこから最終回付近まで救いのないひたすら暗い展開が続く。そして最終回で少し希望が見える。そして俺達は強く生きていくよ。

ざっくりいうとこのようなストーリーラインです。 監視銘柄への追加を行い、救いのない株価下落をひたすら眺め続けます。するといつかは底を打つはず。 この底を打ったと思われるタイミングに買い注文を入れて眺めていくものです。

監視銘柄への追加

気になる銘柄を監視リストに追加して、理論株価の下値付近(下位5%以下)もしくは下値を突き抜けた物を買い集めてポートフォリを組んでいます。(大きく含み損を抱えている株はこのルールに従わずに気持ち優先で買ってしまった者たちです。)

リーマンショックや、コロナショックのような大きく下げる要因となるものは巻き込まれないように自衛していきたいものです。 株価を下げる理由を上げだすとキリが無いのですが、下げる要因が以下の時は買い場を探すようにしています。

  • 好決算だったけど期待値に届かず嫌気売りされている銘柄
  • 同業他社の業績に巻き込まれ売られている銘柄
  • 市況や業界のトレンドとして下げている銘柄
  • サイバー攻撃による長期間の業務停止(いつか収まる)
  • 社長や役員など1個人の発言が炎上した銘柄
  • 従業員の過労死など

東京電力の原発事故のように、一般社会に大きなインパクトを与え政府が出張ってくるような大きな事件でなければ数日で株価に織り込まれ業績に賠償金などを加味した株価に落ち着いてるのではないかと感じています。

買うタイミング

理論株価を下値付近もしくは、下値を突き抜けた株は割安銘柄として買う準備をします。 買う前の最終確認として、事業内容などを確認しています。

  • 業務内容が1年、2年後に儲けを出しつつけることができそうか。
  • 数年以内に株価上昇の期待が持てるイベントはあるか。
  • 自己資本が潤沢にあり使うべきタイミングでお金が残っていそうか。
  • 配当金の利回りはどうか。
  • 優待権利落ち日はいつか。

他の人が売りたくなる、買いたくなるような材料が潜んでいないかを考えて買い注文を入れています。

買い材料について

BtoC系の業態であれば、街なかで見かける店の繁盛具合を実際に見にいきます。家族連れで行く店など空席がどうかなとかピーク時間外でも人がいるかなどを見てみます。

あとはSNSで会社が売り出している商品の評判を調べてみることを考えます。

東映アニメーションを買っていた時はガールズバンドクライが面白かったので買いました。 あとから理由付けをするなら、3D アニメなのに2Dアニメのような表現を模索していること 3Dモデルをアニメ風に見せる技術というのは、ビデオゲームに展開できそうだとか街なかの広告でも使えそうなど 応用できる分野への敷居と、儲けれそうな額を推定でよいので仮定するようにしています。

素材、材料メーカなら、その材料を使う製品がどの程度予定されていそうなのかなどを見ます。

政府関係資料や論文などを見ると株価に織り込まれる前に銘柄を掴むことができる印象です。 積極的に取り入れていきたいなと考えています。

買わない銘柄

連日SNSやメディアを賑わしているような流行銘柄には手を出さないようにしています。 悪いニュースで騒いでいる分には買いにいってもいいと思いますが、どうも手放しに喜んでいるおめでたい銘柄は手を出さないようにしています。 私は、仮想通貨が流行したときに会社のトイレで吐き気を催しながら売り注文を入れようとしてたことがあります。 Coincheckとかいう会社のサーバがダウンしてその売り注文すら通らず2年目の冬のボーナスを1/6まで減らしたのです。 痛い目に逢いましてその経験が尾を引いているように思います。

実態の伴わない流行はバブルと同じです。 特に製造業の場合、作れる数には設備や人員材料などの制約がつきまとい期待されているほどの数を用意することは難しいです。 需要がいくらあったとしても数年かけて満たすものだと思うので、直近の株価への反映はそこそこ。 持ち直したとしても決算のタイミングや市況が下げたタイミングで調整と呼ばれる7%を超えるような下げに巻き込まれるだけと考えています。

現物取引をメインでやっているので下げそうな火遊びはあまりしないようにしています。

背筋が寒くなるような暴落のタイミングを避けて株価でチキンレースする火遊びは非常に楽しいのですが、ここまでいくとギャンブルなので破綻する気がします。 上手な人はいて、一財を築きあげている人もいるため否定もしないですが自分には合わないです。

とにかく退場しないことを念頭に置いて取引しています。長く続けていた宝くじに当たるように暴騰する銘柄にも出会うと思います。

売るタイミング

売るタイミングは3つあります。

前提が崩れたとき、読みが外れたとき

株価上昇を期待していた前提が崩れたときに売ることを検討します。

例えば、

  • 買収を期待して購入したけど、買収が失敗に終わった。
  • 新製品が売れると思っていたけど、思いの外売れていない。

前提と異なることが起きたら損失が出ていても売ることを考えます。 配当金などが期待できる場合は、これ以上下がる要素はなにか。発生確率はどのぐらいか を仮定して判断します。 未来のことは分からないのでここで仮定する確率などは適当です。

含み損をチャラにできるほどの配当金を得るのは何年かかるか。 適当であっても指標があれば後々の振り返りにも使えるため、このときの仮定を記録し微調整を進めています。

損切りラインを設けて機械的に売る

理論株価は絶対ではないので、損切りラインを7%として超えたら一律で売るようにしています。 これは資金ロックを防ぐために行っています。あとは下げている株から距離を起き、自分の判断に間違いがあったのかなどを冷静になって考える時間を作るためです。

機械的に売買すると気持ちに余裕が生まれますので最低限の割り切りラインは設けておくと良いと思います。 大体売ったあとは株価が上昇するのですが、これは授業料と割り切るしかないです。

理論株価で期待するところに到達したとき

株を買うときに、この株はこの値段までは上がることを期待している。 理論株価の上値付近まで来たときに売るようにしています。

上昇し続けるような銘柄の場合、理論株価を上に突き抜けて遥か高みに登っていくので売るのが本当に正解なのかわからないのですが 調整されて戻っていくほうが多いと思いますのである程度儲けたら欲張らず利確するようにしています。

まとめ

とりあえずこの手法で1月から7月までの利益が100万弱儲かりました。 7月はゲロほど下げているのでピークから70万ほど持っていかれていますが、年初からの年利が12%なのでそこそこ良いと思っています。

半年後この額がどうなっているのかわからないですが元気ならブログで報告して手法のブラッシュアップを進めていきます。

市況が良いだけの可能性があり、何調子づいているんだとか、もっといい方法があるよとか 情報収集こうやっているよなどありましたらぜひお願いします。

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