情報処理試験の直前対策_プロジェクトマネージメント

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目次

はじめに

応用情報技術者試験を受けます。 育児が忙しかったなのどの言い訳を並べながら、諦めきれず当日に勉強を初めました。 この時点で既に負けてるのですが、悪あがきです。だけど、自分を信じろ。お前はできる。俺もできる!!!!

テストまでの移動時間でこの記事にまとめた内容を叩き込んで午前突破目指します。

多分秋にも同じような事をやります。頑張りましょう。

私は元々情報系の出身なので技術分野は結構得点取れていたのですが、プロジェクトマネージメント系が苦手なのでそこを重点的にやっていきます。

画像生成に使ったプロンプトをこちらに置いときます。

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PMBOK(Project Management Body of Knowledge)

プロジェクトマネージャーやプロジェクトチームが、プロジェクトの立ち上げからクロージングまでの各フェーズを管理する方法を理解する手法がまとめられています。 プロジェクトマネージメントの10の知識エリアが含まれています。

知識エリア 概要
プロジェクト統合管理 プロジェクト全体を統合的に管理し、プロジェクトのさまざまな要素を調整するプロセス。プロジェクト計画の策定や変更管理が含まれます。
プロジェクトスコープ管理 プロジェクトの範囲を定義、維持、管理するプロセス。要件の収集、範囲の明確化、範囲の検証とコントロールが含まれます。
プロジェクトスケジュール管理 プロジェクトのタイムラインを作成、管理するプロセス。作業の分解、スケジュールの作成、進捗の監視とコントロールが含まれます。
プロジェクトコスト管理 プロジェクトの予算を策定、管理するプロセス。コスト見積もり、予算策定、コストコントロールが含まれます。
プロジェクト品質管理 プロジェクトが品質基準に適合することを確認、管理するプロセス。品質計画、品質保証、品質コントロールが含まれます。
プロジェクトリソース管理 プロジェクトに必要なリソース(人、物、設備)を計画、確保、管理するプロセス。リソース計画、リソースの獲得、リソースの割り当てと管理が含まれます。
プロジェクトコミュニケーション管理 プロジェクト関係者間の情報の伝達を効果的に管理するプロセス。コミュニケーション計画、情報の伝達、コミュニケーションの監視と管理が含まれます。
プロジェクトリスク管理 プロジェクトに関連するリスクを特定、分析、管理するプロセス。リスクの特定、リスクの分析、リスク対応策の策定、リスクの監視とコントロールが含まれます。
プロジェクト調達管理 プロジェクトのために外部から製品やサービスを調達するプロセス。調達計画、調達実行、調達監視とコントロール、調達終了が含まれます。
プロジェクトステークホルダー管理 プロジェクトに関わるステークホルダーとの関係を管理するプロセス。ステークホルダーの特定、ステークホルダーの期待管理、ステークホルダーのコミュニケーションが含まれます。

各知識エリアは、プロジェクトのライフサイクル全体にわたって実施されるプロセスを含んでいます。これらの知識エリアを適切に活用することで、プロジェクトの成功率が向上します。

各知識エリアで行う内容例

具体的に何を行うのかまとめます。手順と手法例が書かれているので微妙に読みづらいですが我慢してください。

知識エリア 手法・ツール
プロジェクト統合管理 1. プロジェクト憲章2. プロジェクト管理計画3. 変更管理システム4. プロジェクトの監視とコントロール5. プロジェクトの終了
プロジェクトスコープ管理 1. 要件収集2. ワークブレークダウン構造 (WBS)3. スコープ文書4. スコープ変更管理
プロジェクトスケジュール管理 1. プロジェクトネットワーク図2. ガントチャート3. クリティカルパス法 (CPM)4. プログラム評価とレビュー技法 (PERT)5. スケジュール圧縮6. リソースレベリング
プロジェクトコスト管理 1. トップダウン見積もり2. ボトムアップ見積もり3. パラメトリック見積もり4. 予算コストベースライン5. コストの監視とコントロール6. アーンドバリューマネジメント (EVM)
プロジェクト品質管理 1. 品質管理計画2. 品質監査3. プロセス改善プラン4. 品質検査5. 根本原因分析6. パレート図
プロジェクトリソース管理 1. リソース計画2. リソース割り当て3. リソースの負荷分析4. リソースの監視とコントロール5. 人材管理
プロジェクトコミュニケーション管理 1. コミュニケーション計画2. 情報伝達手法3. コミュニケーションの監視と管理4. プロジェクトステータスレポート5. ミーティング
プロジェクトリスク管理 1. リスク識別2. リスク定性分析3. リスク定量分析4. リスク対応策5. リスク監視とコントロール
プロジェクト調達管理 1. 調達計画2. 調達実行3. 契約形態の選択4. RFP(リクエスト・フォー・プロポーザル)5. 調達の監視とコントロール6. 調達終了
プロジェクトステークホルダー管理 1. ステークホルダー識別2. ステークホルダー分析3. ステークホルダーの期待管理4. ステークホルダーコミュニケーションプラン5. ステークホルダーエンゲージメントの監視と管理

プロジェクト調達管理

調達プロセスでやることです。

実施事項 概要
RFI (Request for Information) - 情報提供要求 プロジェクトマネージャーが、プロジェクトで必要なサービスや製品について情報を収集するために使用します。 例: 学校で新しいコンピュータを購入する場合、まず様々なコンピュータメーカーからコンピュータのスペックや機能に関する情報を集めます。この段階では、価格や提案は求めません。
RFP (Request for Proposal) - 提案要求 プロジェクトマネージャーが、収集した情報に基づいて、具体的な提案を業者に求めます。この提案には、製品やサービスの詳細、価格、実施計画などが含まれます。 例: コンピュータの情報を集めた後、学校は選んだメーカーに対して、コンピュータの購入に関する提案を依頼します。メーカーは、コンピュータの種類、数量、価格、納期などの詳細を含む提案を作成し、学校に送ります。
RFQ (Request for Quotation) - 見積もり要求 プロジェクトマネージャーが、提案を受けた後、より具体的なコスト見積もりを業者に求めます。これにより、最終的な選定や契約の締結が行われます。 例: 学校が複数のコンピュータの提案を受け取った後、最終的な価格を確認するために、選択したメーカーに正確な見積もりを依頼します。
契約締結 見積もりを比較し、最も適切な業者と契約を締結する 例:学校に導入するPCをNECか富士通かSAMSUNGかどこから買うか見積もりと性能を見て検討すること。

プロジェクトマネージメントの分析手法

過去問見てると、この辺の計算方法がでていたりします。 モンテカルロ法は一昔前だと将棋AIに使われて強いなぁって言われていた手法です。かなり応用範囲が広いです。 ランダム…みたいな説明が書かれていて、選択肢を見てモンテカルロがあれば確定です。(暴論)

分析手法 概要
SWOT分析 Strengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)を評価し、プロジェクトの内部および外部環境を理解する。
リスク分析 プロジェクトのリスク要因を特定し、それらの確率と影響を評価して優先順位を付ける。リスク対策を計画するために使用される。
コスト便益分析 プロジェクトのコストと便益を比較し、投資効果やプロジェクトの価値を評価する。
クリティカルパス分析 プロジェクトのタスクの最長連続経路を特定し、プロジェクトの全体期間を決定する。
モンテカルロシミュレーション コスト、スケジュール、リスクなどの不確実性を考慮した複数のシナリオをシミュレーションし、プロジェクトの予測結果を得る。
アーニド・バリュー分析 プロジェクトの進捗と予算を比較し、コストパフォーマンスを評価する。将来の予測やコントロールに役立つ。
ギャップ分析 現状と目標状態の差分(ギャップ)を特定し、改善策を立案する。
5W1H分析 Who(誰が)、What(何を)、Where(どこで)、When(いつ)、Why(なぜ)、How(どのように)といった質問を通じて、問題や状況を明確に理解する。

見積もり手法

見積もり手法 概要
類似見積もり 過去の類似プロジェクトの実績データをもとに、新しいプロジェクトのコストを推定する。類似プロジェクトの違いを考慮して調整が行われる。
パラメトリック見積もり 統計的手法を使用して、過去のプロジェクトデータから新しいプロジェクトのコストを予測する。特定のパラメーター(例えば、人件費、材料費など)が関連
底上げ見積もり プロジェクトの各タスクや活動ごとにコストを見積もり、それらを合計して全体のコストを算出する。詳細レベルが高く、精度が高い見積もりが得られる。
三点見積もり 最適(楽観的)、最悪(悲観的)、おおよその(現実的)の3つの見積もりを作成し、それらの平均値を計算してコストを推定する。不確実性を考慮した見積もりが得ら
専門家の意見 専門家や経験豊富なプロジェクトメンバーによる見積もり。プロジェクトの初期段階や情報が不足している場合に使用される。

パラメトリック見積もり手法は更に代表手法が3種類あるようです。

手法 概要 キーワード
プログラムステップ数 (Lines of Code, LOC) プログラムステップ数は、プロジェクトで開発されるソフトウェアのコード行数を見積もり、これを基にコストや所要時間を推定する手法です。過去の類似プロジェクトのコード行数や生産性データをもとに、新しいプロジェクトの規模を予測します。ただし、異なるプログラミング言語や技術の違いが影響を与えるため、正確さには限界があります。 ・コード行数を見積もり・コストや所要時間の推定・過去の類似プロジェクトデータを利用・プログラミング言語や技術の違いが影響
ファンクションポイント法 (Function Point Analysis, FPA) ファンクションポイント法は、ソフトウェアプロジェクトの機能や複雑さを測定し、コストや開発時間を見積もるために使用される手法です。データ入力、データ出力、データクエリ、内部データファイル、外部インターフェースなどの機能要素に対して、複雑さに応じた重み付けを行い、総ファンクションポイント数を計算します。この数値を過去の類似プロジェクトデータと比較することで、コストや所要時間を推定します。 ・ソフトウェアの機能や複雑さの測定・コストや開発時間の見積もり・機能要素に対して複雑さに応じた重み付け・総ファンクションポイント数の計算・過去の類似プロジェクトデータとの比較
COCOMO (Constructive Cost Model) COCOMOは、ソフトウェア開発プロジェクトのコストや所要時間を見積もるための数学モデルです。COCOMOは、基本的なCOCOMO、中間的なCOCOMO、詳細なCOCOMOの3つのバージョンがあります。これらのモデルは、ソフトウェアの規模(LOCやファンクションポイント)やプロジェクトの特性(開発プロセス、チームの経験、技術的複雑さなど)をもとに、コストや開発時間を推定します。 ・コストや所要時間の見積もりのための数学モデル・基本的なCOCOMO、中間的なCOCOMO、詳細なCOCOMOの3つのバージョン・ソフトウェア規模(LOCやファンクションポイント)やプロジェクト特性を考慮・開発プロセス、チームの経験、技術的複雑さなどが影響する

品質マネジメント

品質マネジメント手法 概要
品質計画 (Quality Planning) 品質計画では、プロジェクトの品質要求や目標を特定し、それらを達成するための方針や手順を策定します。品質基準、品質管理プロセス、品質改善プロセス、および品質監査の計画が含まれます。
品質管理 (Quality Assurance) 品質管理は、プロジェクトの品質要求が満たされていることを確認するために、品質計画に従ってプロセスを監視し、評価する活動です。品質管理は、プロセスの改善や問題の特定に重点を置いており、品質監査やプロセスの検証・検査が含まれます。
品質改善 (Quality Control) 品質改善は、プロジェクトの成果物が品質基準を満たすことを確認し、必要に応じて是正措置を実施するプロセスです。品質改善では、品質チェック、検査、テストなどを行い、不具合や偏差を特定して是正措置を実施します。

図表

図表 概要
棒グラフ(バーチャート) カテゴリ別のデータを棒で表現し、比較を容易にする図表。
折れ線グラフ 時間の経過に伴うデータの変化を折れ線で表現する図表。
円グラフ 全体に対する各部分の割合を円形で表現する図表。
ガントチャート タスクの期間と進捗状況を水平バーで表現し、プロジェクトスケジュールを視覚化する図表。
パレートチャート 項目の重要度や頻度を棒グラフと折れ線グラフの組み合わせで表現し、優先順位付けを行う図表。
マトリックス図 2つの軸を用いてアイテムを配置し、関係性や相関を視覚的に表現する図表。
ヒストグラム データの分布や頻度を棒グラフで表現する図表。
マインドマップ 中心アイデアから派生するアイデアや情報を階層的に表現する図表。
フィッシュボーン図(イシカワ図) 問題の原因を視覚的に整理するために使用される図表。
RACIチャート プロジェクトのタスクに関連する責任者、説明責任者、協力者、情報提供者を明確にするための表。

まとめ

手法がパラパラとあるのですが、それぞれがどこで使われる手法なのか体系的にまとめれたら覚えやすそうですね。

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